弊社は「親孝行」をテーマにいくつかのサービスを行なっておりますが、全て共通していることがあります。
それは「家族の歴史」を形にして残すこと。
「親孝行」は考え方であり、手段であり、ゴールではありません。
「親孝行」には正解がないからこそ、ゴールも人それぞれ違います。
今回は、「家族の歴史」を形に残すことが、なぜ親孝行に繋がるのかをの紹介していきます。
家族の歴史って何?
「家族の歴史」と聞いて一体どのようなことを想像しますでしょうか?
例えば下記です。
・あなたの先祖はどのような人?
・あなたの祖父母はどのような人?
・あなたの親はどのような親?
・あなたの子どもはどのような子?
これらは比較的簡単に説明することが出来ると思います。
ですが、その情報はどこかに記録されていますか?
あなたの頭の中だけに記録しているだけではありませんか?
では、さらに詳細な情報はいかがでしょうか?
身長体重、生年月日、趣味、趣向、家紋、生まれた場所、育った町、小学校、中学校、高校、専門、大学、職場、食べ物の好き嫌い、座右の銘、酒、タバコ、病歴、習い事、交友関係など
全て記録している人は中々いないでしょう。
そもそも「なぜ記録すべきなの?」と思われる人もいると思います。
これから説明していきますが、知って、記録にして残して伝えていくことが重要なのです。
それが「親孝行」の一つになるのです。
なぜ「家族の歴史」を残すことが親孝行になるの?
親子のコミュニケーションのキッカケになる
「家族の歴史」を知るということは、先祖のこと、親のことを知ることに繋がります。
あなたは自分のルーツについて話すことは出来ますか?
なぜそこで生まれたのか、自分の苗字、名前の由来、家の家紋を知っていますか?
しっかりと話せる人は親子のコミュニケーションが取れている証拠です。
親があなたに教えてくれたということでしょう。
もし話せない人は、親子のコミュニケーションが不足しているということになります。
「家族の歴史」を知ることで、知らないことがたくさん出てくるでしょう。
その知らないことを知ることで、あなたの家族に対する理解度は深まっていきます。
親孝行はまず相手を知ることから始まります。
その為には家族を知ること、親を知ること。
親子のコミュニケーションは親孝行の第一歩ということです。
先祖に対する親孝行になる
先祖に対する親孝行とはどのような考え方になるでしょうか。
人は二度死ぬと言われています。
「一度目は生命が絶たれたとき、二度目がその人の歴史が消えたときです。」
自分の先祖に二度目の死を迎えさせていいのでしょうか?
既に二度目の死を迎えてしまっている人も居るでしょう。
ですが私は亡くなってからでも親孝行が出来ると思っています。
それは生きてきた歴史・証を後世に残し伝えていくことです。
先祖の事を知る方法がわからないという方もいるでしょう。
その方法の一つが「戸籍」です。
戸籍を見ると先祖のことが記載されています。
弊社は戸籍を使って作る「家系図制作」のサービスも行なっております。
家系図を作ることは「家族の歴史」を形に残す親孝行の一つになるのです。
後世に対しての教育となることが親孝行になる
先祖との繋がりを形にしておくことで、子供に伝えることが出来ます。
子供には先祖を大切にして欲しいですよね。
先祖を敬う子に育って欲しいと少しでも思っている方には「家族の歴史」を形にすることをオススメします。
私の実家には代々伝わる「家宝」があります。
それは「家紋」が付いた伝統工芸品です。
最初は自分の家の「家紋」に興味はありませんでした。
ですが自分の家の「家紋」を知ってから、自分の「家紋」を誇らしく思うようになりました。
今では自分の名刺に「家紋」をデザインするようになり、弊社のスタッフは名刺に「家紋」がデザインされています。
代々受け継いで来た自分の家の家紋を、しっかりと受け継ぎ、後世に伝えていくのです。
これこそが「後世に対しての教育」です。
しっかりと後世に伝えていくことにより、先祖に対する孝行に繋がる。
これが「親孝行」に繋がるという考えです。
私は子どもには先祖を大切にする子に育って欲しいと思っています。
皆さんは、子どもにはどんな子に育って欲しいですか?
親孝行したいと思う気持ちが高まる
自分のルーツを知ると自己肯定感が高まると言われています。
※自己肯定感とは「自己を肯定する感覚」です。自分を認め、受け入れ、「大切な存在だ」と感じる心の感覚です。
この感覚を持てると、自分を尊重するように、他者や周りも尊重できるようになります。
その結果、他者からも尊重され、お互いに尊重し合える関係が作れるようになります。
親、祖父母、ご先祖様など、「家族の歴史」を大切にすることは、自分自身が生かされているということへの感謝へと繋がります。
自分は一体どこから来てここに居るのか。
「家族の歴史」を紡いでいく過程にコミュニケーションが生まれます。
これこそが表面的なコミュニケーションではない、親子だからこそ出来る意義のあるコミュニケーションになるのです。
次の親孝行の参考になる
これはお客様から本当によく言われます。
弊社の親孝行プランナーは親子に寄り添い、親孝行のサポートをさせていただいております。
そのサポート内容の一つに「親のやりたいことリストを作る」ことを行なっております。
これがお客様の次の親孝行の参考になるのです。
あなたは親がこれからやりたいことを知っていますか?
最近はどんな物に興味を持って、何がしたい、何が欲しいかなど知っていますか?
これは全て「親子のコミュニケーション」によって知ることが可能です。
いきなり親に聞くのは恥ずかしい、聞きづらいなどの声があるでしょう。
そんな時に頼りになるのが「親孝行プランナー」です。
親子の間にある聞きたくても聞けないこと、言いたかったけど中々言えていない気持ちなどを代わりに聞き、
伝えることが私たちのお仕事です。
親孝行プランナーについて知りたい人はこちら
https://aoitori.family/blog/family-planner/.html
その想いを形にしたのが「家族の歴史」となるわけです。
親孝行は一回だけやって終わりではありません。
継続して行うことが大事です。
ですが、無理をする必要はありません。
親のことを考えて行動するだけで親孝行になるわけですから。
最後に
家族の歴史を残すことが親孝行になることの意味を理解出来ましたでしょうか?
最も大事な部分は、形に残すことで生まれる親子のコミュニケーションです。
家族のことを知って、それに対して対話をする。
そこから親孝行が始まります。
親孝行はキッカケに過ぎません。
家族の歴史を残すことで、あなただけの親孝行を見つけてもらえれば幸いです。