親孝行は「学問」である。
親孝行について人に考えれば考える程、親孝行は学び続ける学問だと思うようになりました。
「親孝行したくても何をすればいいのかわからない」
「忙しくて親孝行をするのを先延ばしにしている」
「いつもプレゼント贈っているけど本当に親が喜ぶ親孝行ってなんだろう」
この記事では、お客様に合った親孝行をサポートする会社の代表である僕が、今まで100名を超えるお客様の親孝行をサポートをさせていただいた経験から、親孝行が「学問」になる話をしていきます。
親孝行を学問として捉えることで、あなたの親孝行に対する考えが確実に変わります。
普段から親孝行している人が、より親孝行をしたくなるかもしれません。
親との関係が上手く行かず悩んでいるあなたの解決のキッカケになるかもしれません。
これは親孝行学を理解することで、可能になることの一例です。
この記事がより多くの方に読まれ、皆さまの親孝行のキッカケになりましたら幸いです。
自己紹介
株式会社青い鳥の中村です。
20歳の時に「人生をかけて親孝行の仕事をする」と決めて、26歳の時に起業。
今年で30歳になります。
中学校・高校時代は反抗期で家族にたくさんの迷惑をかけてきました。
ではなぜ今、私がこの親孝行の仕事を始めたのか。
理由は一つ、「家族の大切さに気付いたから」
キッカケになったのは、18歳で親元を離れて一人暮らしを経験したことです。
その時に心の底から「今まで家族に守られて生きてきた」と感じました。
元々起業したいと思っていて、「どんな事業を行っていこうか」と考えていた時に、
「親孝行の事業であれば生涯続けることが出来る」と考え、20歳の時に私は親孝行の仕事をすると決心しました。
親孝行の仕事をすると決めて、たくさんの社会人の方に「親孝行の仕事をやりたいんだ」と話をしました。
「いいね!面白いね!上手くいくと思うよ!」と言ってくれた人は誰一人として居ませんでした。
「親孝行は仕事にならないから辞めておいた方がいいよ」
「ボランティアでやるの?」
否定されるか無反応です。
悔しい想いをしながら思ったことは、「言っているだけでは誰も認めてくれない。行動しないと意味がない」ということ。
まずは大学を卒業して、ビジネスを勉強するためにベンチャー企業に就職して3年働きました。
そして26歳の時、ずっとやりたかった親孝行の仕事をする為に、株式会社青い鳥を創業しました。
「親孝行学」とは?
「親を大切に思い、行動すること」
これは私の”最初”の親孝行の考え方です。
創業間もない頃は、親孝行=親に向けてすること。だと考えていました。
おそらく、この記事を読んで下さっている方々も同じ考えの方が多いのではないでしょうか。
間違ってはいません。
正解はその人が決めればいいのです。
ですが、人の考えはアップデートされていきます。
仕事を通じて様々なご家族と関わらせていただく中で、私の親孝行に関する考えはアップデートされていきました。
そして今、私が考える親孝行とは何か?
「家族を大切に想い、行動すること」
「親」から「家族」に変わりました。
小さい変化のように見えますが、これは大きな変化です。
「家族」と捉えることで対象が大きく広がります。
つまり、先祖、後世まで含まれることになります。
先祖が居てくれたお陰で、今のあなたがあります。
だからこそ、先祖に感謝する気持ちを持つことが大切です。
自分の家の家系図を見たことがありますか?
家系図は先祖との繋がりを分かりやすく示してくれる重要なものです。
自分の本籍地がある役所の窓口で先祖代々が記載された戸籍を取得することが出来ます。
戸籍の保管期限は150年と言われています。※2021年6月1日現在
150年前から先を遡るには代々、家に伝わってきている過去帳やお墓などを見る他ありません。
戸籍が唯一の公文書なのです。
弊社では家族の繋がりを示してくれる公文書を読み解くことを行なっております。
ただ家系図を作るのではなく、家系図からどのようなファミリーヒストリーを読み解くことが出来るのかが重要なのです。
今、何をしていたら先祖は喜んでくれると思いますか?
私は「人に喜ばれることをして、今を一生懸命に生きること」だと思っています。
自分のことだけを考えるではなく、相手のことを考える「利他の心」を持つことで、
先祖は喜んでくれるのではないのでしょうか。
もし私の後世の子供達が「利他の心」を持ち、人に喜ばれる仕事をしていたら、私はとても誇りに思うでしょう。
喜ばない親は居ないはずです。
子供を持つと同時に私達はいつか「先祖」という立場になります。
だからこそ、後世に対して何が出来るのか?を考えていくと、今やるべきことが見えてくるはずです。
先祖にどう思われたいか?
親にどう思われたいか?
子供にどう思われたいか?
まずは自分が相手にどう思われたいのかを考えることが大切です。
人は目標を決めることで適した行動をすることが出来るようになります。
では、私たちはどのように生き方を伝えていくことが出来るでしょうか。
先祖・親に対しては敬い、後世に対しては愛を伝えていく。
これこそが私が考える「親孝行学」です。
そして、私の考えは様々のご家族と関わることでアップデートしていきます。
親孝行に終わりはありません。
学び続けるからこそ「親孝行学」なのです。
家族のカタチに正解はない
私は、血の繋がりだけが家族とは捉えていません。
家族には人それぞれのカタチがあります。
家族のように大切に思う相手が居るのであれば、その人に対して敬意を持って接して、愛を伝えることでしょう。
私はこれまで多くの方々の親孝行をサポートさせていただいてきましたが、家族のカタチはそれぞれです。
正解もないし、不正解もありません。
その家族が幸せだったら正解だと私は思います。
その幸せの一瞬を、後世に伝わる形にしているのが私たちの仕事です。
自分の親、奥さんのご両親、そしてその両親を生んだ祖父祖母。
親孝行の対象はご先祖様から、自分の子供へ。
そして世代を超えた親孝行の想いが、
ご先祖様が一人でもかけたら今の自分はいない、”生かされている”という意識につながります。
これによって自己肯定感が高まり、「家族・人に感謝する心」が芽生えます。
親孝行は心の教育に良い影響を与えることが出来るのです。
なぜ親孝行をやるのか?
人はなぜ親孝行をするのでしょうか?
弊社の親孝行ワークショップセミナーに参加された方のアンケートの一部を記載いたします。
アンケート対象者:20代〜60代の男女100名
アンケート集計期間:2018年7月〜2019年7月
アンケート結果
タイトル:あなたはなぜ親孝行をしますか?
感謝しているから 44.4%
喜んで欲しいから 33.3%
育ててくれた恩返し 11.1%
みんなしているから 5.6%
その他 5.6%
このグラフを見てわかるように、親孝行をしている根本の理由は「親への感謝」です。
皆さんは「なぜ親孝行をしますか?」
今一度、普段は何気なくしている親孝行している理由を考えてみるのはいかがでしょうか。
人それぞれ親孝行をしている理由は違います。
その違いを知ることが「親孝行学」をアップデートしていく為にとても重要なことになります。
親孝行は何をするのか?
わかりやすいことで言えば「何かをプレゼントをする」ことでしょう。
親が好きな物を買ってあげたり、食事に連れて行ったり、旅行に連れて行ったり。
プレゼントすることだけが親孝行に繋がるわけではありません。
私の場合は、最初に書きました「家族を大切にして行動すること」です。
行動すべてが家族を大切にしていることに繋がっているのです。
この考え方は世代や育ってきた環境によって大きく変わってきます。
20代と30代に関してはブログにまとめておりますので、参考にしていただければ幸いです。
ブログタイトル:20代のうちにしておいた方がいい親孝行10のこと。
https://aoitori.family/blog/filial-piety/ブログタイトル:30代のうちにしておいた方がいい親孝行10のこと。
https://aoitori.family/blog/30-generation-family/
40代、50代、60代では、違う親孝行が出てくることでしょう。
親孝行はいつするのか?
国が定めた休日を見ると、年間7回の親孝行する機会があります。
【年間カレンダー】
1月
2月
3月 春彼岸
4月
5月 母の日
6月 父の日
7月
8月 お盆
9月 敬老の日・秋彼岸
10月
11月 敬老感謝の日
12月
このカレンダーを見て「多いな」と思ったあなた、親孝行の機会はこれだけではありません。
私の場合は13回以上あります。
どういうことなのか詳しく知りたい方は下記のブログを参考にしてください。
ブログタイトル:親孝行する機会は年に何回ある?
https://aoitori.family/blog/family-time/https://aoitori.family/blog/family-time/
人によって親孝行をするタイミングは大きく変わってきます。
その人に合った親孝行のタイミングがあります。
この人との「親孝行の違い」を知ることが親孝行学について重要です。
親孝行はどうやってするのか?
実はこれが一番難しいです。
弊社の問い合わせで一番多いのが下記です。
「親孝行をしたいけど何をすればいいのかわかりません。オススメの親孝行はありますか?」
この質問に対して弊社の返答は一つ。
「あなたにとって親孝行とは何ですか?」
何度も言いますが、親孝行に正解はありません。
人それぞれ育ってきた背景、家族との関係が違うのです。
だからこそ、「あなたにあった親孝行を見つけることが大事です」
弊社では下記の流れで親孝行をサポートさせていただいております。
1.自分を知ること
2.親孝行する相手(家族など)を知ること
3.その人に合った親孝行を一緒に考える
4.親孝行サポート
この中で一人では中々出来ないことがあります。
それは「親孝行する相手を知ること」
知っているようで知らない親のこと、家族の想い、1冊の本にしてお届けします。
新しい親子のコミュニケーションツールとして、この本が誕生しました。
還暦、古希、喜寿、傘寿などでの親へのプレゼント、父の日、母の日、誕生日などでお申し込みいただいております。
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まとめ
「親孝行学」いかがでしたでしょうか?
今回の記事で書かせていただいたことは下記になります。
- 親孝行とは?
なぜ親孝行をやるのか?
親孝行は何をするのか?
親孝行はいつするのか?
親孝行はどうやってするのか?
弊社では月に1回「親孝行学勉強会」を開催しております。
家族を大切にされている方限定で、お互いの親孝行について話をする勉強会です。
興味のある方は下記のLINEからお問い合わせください。